中国に行きたくなる!中国に行く前に読んでおきたい現代史が学べる本&映画まとめ!①
今回はじめて中国を旅行するのですが、中国に行きたいっと思うきっかけとなった本や映画がありますので、ご紹介します!!
まずは、本から2冊紹介します!
著者ユン・チアンの祖母・母・本人が中国で本当に経験したことを元に書かれております。この3世代が生き抜いた時代が壮絶すぎて圧倒されます。。
私は本を読むのが苦手で、本を読む習慣が全くなかったのですが、この本がきっかけでもっと色々な本を読んで勉強したいなと思うようになりました。またアジアの現代史に興味を持つきっかけとなりました。そのくらい面白かったです。
ざっくり覚えている内容だけ書きます。数年前に読んだ記憶だけで書くので、間違ったこともあるかもしれません。。
最初は「祖母」の話から始まるのですが、その時代はまだ女性の足を無理やり小さくする纏足(てんそく)が行われていました。纏足をしていないと結婚できなかったそうです。また纏足の目的は女性を”女性らしく”歩かせることなので、纏足をしていた祖母はうまく歩くことができませんでした。纏足のおかげもあって、お金持ちの将軍と結婚するのですが、この後たくさんの苦労をすることになります。。。
「母」の時代になると毛沢東率いる共産党の時代に入ります。国民は共産党に忠誠を尽くさなければならず、少しでも逆らったり疑われたりしたものは逮捕されました。母も父も共産党員としてまじめに働くのですが、母は、あることから疑いをかけられ何度も逮捕され、何度も自白を強要されます。
革命が進むにつれ、共産党に疑問を持ち始める人もいるのですが、誰もそれは口にすることができません。口にしてしまった著者のお父さんも大変な目に遭いました。。
著者本人も革命に参加していました。
革命に参加することは若者の憧れだったのです。共産党の掲げるように、心から国の発展と、貧富のない世の中を目指して活動していたのです。毛沢東は勢いのある若者をうまく取り込むことに成功し、たくさんの若者が共産党の革命運動に参加しました。
この毛沢東の行った文化大革命がたくさんの悲劇を生みだします。。
私はこの本で初めて毛沢東やその時代の中国について知ったので、衝撃の連続でした。。
ちなみにこの本は、中国では販売禁止になっています。(今はわかりませんが。。)
②大地の子
ぜひ読んでほしいです!本当に面白くて、早く続きが読みたくて仕事中ずっとソワソワしていました。
山崎豊子の作品はアメリカの日系人がテーマの「二つの祖国 」も読んだのですが、大地の子のほうが読みやすく、すいすい読めました!
この本のテーマは、日本が第二次世界大戦に負けたあと、満州に残ったいわゆる残留孤児の人生です。山崎豊子さんの8年間に及ぶ取材をもとに書かれています。すべてが事実ではないと思いますが、とても勉強になる本です。
この本も文化大革命から始まります。主人公は、敗戦後、家族を亡くし、独りぼっちになり、優しい中国人夫婦に拾われて、大切に育てられます。日本人の血を持つがゆえ、子供のときから差別を受けてきましたが、優秀な彼は大学にも行き、製鉄所で働きはじめることになります。
そんな中、大文化革命がはじまり、反革命分子の疑いをかけられ、何年間も内蒙古(中国の北側、モンゴルとの国境あたり)の強制収容所に送られてしまいます。。
一方、日本では、主人公の父親も日本の製鉄所で働いていました。
敗戦の直前に、力のある若い男性は満州国から九州に連れて行かれ、そのまま日本が戦争に負けてしまったため、満州には戻れなくなり、家族と離れ離れになってしまいました。満州国にはその後ロシアが侵攻したくさんの日本人はそこで亡くなりました。父は妻も子供も全員亡くなったと聞かされていたため、息子が生きているとは想像もしていませんでした。
この父子は、この後中国で行われる巨大製鉄所プロジェクトで再会を果たすことになります。。。
果たして、主人公は中国の両親、日本人の父の間で、中国人として生きるのか?日本人として生きるのか?で葛藤します。 それが見どころでもあります。
こちらNHKがドラマ化しており、DVDもあります!
本で描いていたイメージとそのままで、音楽もいいし、出ている俳優もとてもいいです。おすすめです!!
ちなみに今回行く旅行には、不毛地帯 を持って行く予定です。
敗戦後シベリアで拘留されていた人の話なので、ロシアに今回行くのでシベリア鉄道で読もうと思っています。
以上、中国に行く前に読んでおきたい現代史の本でした!!!
他にもおすすめあったらぜひ教えてください!
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